「それでの、今日顔を出した用件なのじゃが。」
レンは、本題はそれじゃなかったのかと密かに思えばダンブルドアの瞳が悪戯っぽく輝いた。
「レン、キミは今日から出来るだけ隠れ穴で生活をしておくれ。」
「でも…私がいたら…モリーおば様も安心出来ません。」
「そのモリーからの頼みじゃ、レン。シリウスの事で初めて声を荒げた程にシリウスを慕っていたキミを独りにしておきたくないと…だが招待しても応じてくれんと…そう相談されたのじゃよ。」
「でも…私が居る事で襲われでもしたら…それに夜は…シリウスの夢を見て魔力を暴走させてしまう時があるんです。」
「あそこの守りは万全じゃが、心配なら日中は隠れ穴で過ごし、寝起きは此処ですると良かろう。」
ダンブルドアはそう言うだけ言うとお暇しようとそそくさと帰って行ってしまった。
レンは行くか行くまいか悩んだが、ダンブルドアが言いにきたという事は、逆らわずに素直に来ると思っていそうだと思えば、彼女の強行に溜息交じりに鞄を持って隠れ穴へと姿くらましをした。

コンコンッと戸をノックすれば「誰なの?」とモリーの声が聞こえる。
「レン・クレスメントです。先程ダンブルドアに言われて…来ました。」
レンのその言葉に扉を開けると、ハリーとロン、ハーマイオニー、ジニーが食事中だった。
レンを招き入れるとその変わった見た目にモリーは涙を流しながらレンをキツく抱き締める。
「そんなになって…フレッドから貴女が独りで居ると聞きましたよ?本当に…そういう時はいつでも此処に来て良いのに。」
痩せて髪がこんなになるまで…と、涙を流すモリーにレンはきょとんとする。
「あーこれはこの前襲撃にあった時に変化したみたいで…別に心因性とかではないかと…」
モリーはレンのそんな言葉も聞かずに、座りなさいとレンを座らせると食事をしっかりしないと、とレンの前に食事を用意し始め「少しでお願いします。」とレンは苦笑してしまった。