「たくさん食べないと大きくなれませんよ。」
「…チビは諦めています。」
レンがそう言うとロンは思わず吹き出し「身長の話じゃないのよ」とモリーは笑った。
レンが食事をして居る間、髪が伸びたわね。と髪の手入れをしはじめたり、こんなに痩せて…ちゃんと食べないから。とおかわりを持って来ようとしたり、世話を焼き始めたモリー。
おかわりの時は勘弁してください。と頭を下げるとハーマイオニーですら笑っていた。
「おばさん、レンは少食なんですよ。」
「だからチビなんです。」
「身長の事ではないと言っているでしょう!」
ハーマイオニーの言葉にレンがスープをいただきながら言えばモリーは笑うもそうはっきりと否定をしてくれる。
「髪の事、ダンブルドア先生は何か仰っていたの?」
ハーマイオニーはゆっくり食べているレンの隣に座り直せばそう尋ね、レンは小さく首を傾げる。
「推測だけれど母が私に力を託す術を施しそれが発動した影響だと思う。けど、ショック故の心因性も捨てきれないって。」
あの“おまじない”をしてくれたのはついこの間なのだから、今まで発動しなくても疑問ではない。
それを行ってから始めて血の力を使ったあの時、この“おまじない”は本領を発揮したのではないだろうか…?
これもあくまで自分にとっての理想、なだけではあるが。