次の日、レンは行く気になれず、揺り椅子に揺られ外を眺めていたが、心配だったのだろう、ハリーが迎えに来ては一緒にウィーズリー家へ行く事になる。
クィディッチの方は1週間後にはロンとジニーのチームはハリーとレンのチームと良い試合が出来る様になっていた。
「何をやらせても上手いなんてずるいよなぁ。」
「先生が良いのよ。ねぇ、ハリー先生。」
そういうとハリーはどこか照れくさそうだったが、レンは小さく笑みその場に寝転んで空を見上げた。
「…この広い空を鳥のように自由に飛べたらどんなに気持ちがいいんだろうって思っていたの。1年生の時、変身術の最初の授業でマクゴナガル先生にアニマーガスを見せてもらって、動物に変身できるんだって知れたらワクワクしたわ。…それで動物もどきの練習をしたのよ。…まだ鳥の様にとまではいかないけれどハリーのお陰で思いが叶ったわ。」
「僕もレンのお陰で思いが叶ったよ?」
ハリーもその隣に寝転ぶとにっこりと笑ってくれ、レンは小さく首を傾げた。
「キミと一緒に飛べたら、一緒にクィディッチをやれたらどんなに楽しいんだろう、気持ちが良いんだろう…って。」
「皆と遊べて、良かったわね?」
そう言うとハリーもロンもジニーやハーマイオニーもにっこりと笑ってくれた。


ハリーの16歳の誕生日パーティには皆が楽しんでいた。
レンは最近いつも昼近くに遊びに来てはお昼をいただき、夕食前には帰っていたので気付かなかったが、最近隠れ穴にはもう1人一緒に暮らしている人がいた。
あのトライウィザードトーナメントに参加していた、フラー・デラクールだ。
フラーはグリンゴッツ銀行でパートで働いており、英語を学ぶためにビルに個人授業を受けそのままお付き合いしている様子。
だが、隠れ穴の女性陣とハーマイオニーはフラーの事をよく思っていない様子だった。
フラーはレンに会えば「やーと、あえまーしたね」とにっこり笑い軽く抱きしめてくれる。