一緒に車で隠れ穴まで行こうと言われ、レンはハグリッドと別れを済ませ車へ乗り込んだ。
レンの隣はハリーが座り、なぜかぎゅっと手を繋がれレンは小さく首を傾げる。
「こうしていたい気分なんだ。ダメ?」
「ううん。驚いただけよ。嬉しいもの。いくらでもどうぞ?」
レンがそう言うと指が絡み合うさまに繋ぎ直され、レンは小さく笑った。
座り心地の良い椅子に、ゆったりと揺れる車が心地よくて、レンはいつの間にかにうとうととし始めれば、窓に頭をぶつける前にと、自分の肩をハリーは提供していた。
「本当2人って仲が良いわよね。」
ジニーはしみじみとそう言えば、ハリーは表情を和らげた。
「…家族みたいなものだし。…ねぇ、クィディッチの選手選抜の時、レンが立候補してくれないかなって、思ってるんだ。」
「レンは推薦されれば選抜は受けるかもしれないけれど、立候補はするタイプじゃないわよね。」
「うん、目立つのが好きじゃないって言ってたわ。」
「なんだそれ、今更じゃないか。」
ロンは可笑しそうに笑う。
「なんにしてもレンはご両親の事の所為で、自分の事は良い方に考えられない人だから…。」
「あんな広い家でずっと一人で虐待されながら育ったんだぜ?それにママは壊れて自殺しちまうし…そりゃそうなるさ。」
「だから私もレンにはこの休みの間一緒にいて欲しいのよ…。」
「何か悪口を言われている気がするわ。」