「今年もまたDAの会合をするの?」
ルーナはクィブラーの真ん中からサイケなメガネを取り外しながら聞いた。
「もうアンブリッジを追い出したんだから、意味はないだろう?」
ハリーはそう言いながらレンの隣にわざわざ移動してくればそこに腰掛けると、ネビルは座席に頭をぶつけながら顔を上げ失望的な顔をしていた。
「僕、DAが好きだった!キミ達から沢山習った!」
「あたしも、あの会合が楽しかったよ。」
ルーナがけろりとしながら言い、言葉を続ける。
「友達ができたみたいだった。」
その言葉にハリーはギクリとした様だった。
「あら、ルーナ。私は貴女を友だと思っているわ。…まだお互いに知らないところは多いし話せない事も多いけれど、それでも友と思っても許してもらえる?」
レンのその言葉にルーナは元々大きな目をさらに大きくさせて驚いた様子を見せたものの大きく頷いてくれた。
「あたし、アンタのそういうところ好きだな。」
「有難う、ルーナ。私はルーナのちゃんと思った事をはっきり言うところ、周りと違っていても堂々としていられるところが好きよ。」
その言葉にルーナはわずかに頬を赤らめて嬉しそうだった。
「貴女が聞きなさいよ!」
「いやよ、貴女よ!」
なにやらそう騒ぐ声が聞こえて視線をコンパートメントの向こう側へ向ければ、4年生の女子達が集まり何やらヒソヒソとしていた。
ハリーは無意識にかはわからないがレンの手を取り、指を絡める様に手を繋ぐ。
「私がやるわ!」とドアを開けて入ってきた女の子は、大きな黒い瞳に長い黒髪の、エラが張った大胆そうな顔立ちの子だった。
「こんにちは、ハリー。わたし、ロミルダ。ロミルダ・ベインよ。」
女の子の大きな声が自信たっぷりに響き渡る。
「私達のコンパートメントに来ない?この人達と一緒にいる必要はないわ。」
丁度レンはハリーの陰に隠れていたのか、ネビルとルーナを指差しながら女の子が聞こえよがしの囁き声でいった。
指さされたネビルは座席の下から尻を突き出してトレバーを手探りしていたし、ルーナは付録の「メラメラメガネ」をかけて、多彩色の呆けたフクロウの様な顔をしていた。
「この人達は僕の友達だ。」
ハリーは冷たくそう言い放つあたり、彼女に良い印象は持っていないのだろう。