「あら。そう。…あと、あのレン・クレスメントって貴方とどんな関係なの?」
「掛け替えのない存在だね。…大切に想ってる人だ。」
ハリーは意図的にだろう、自分の膝の上に繋いだ手を起き、レンはきょとんとした顔で「どうしたの?」と言いたげに顔を出すと、その女の子はバツが悪そうな表情をし「そう。オッケー。」そう言いドアを閉めて出て行った。
「んー。良く判らない人ね。私がハリーの隣にいるのが気に入らないのかしら…?」
レンが不思議そうにそう言えば、ハリーは小さく笑った。
「それでも僕は止めるつもりはないけどね。」
それからネビルはお祖母さんの話をしていた。お祖母さんはハリーの勇気と根性を褒め称えていたそうだ。
それにハリーは返事をするわけでもなく、何か物思いに耽っている様だった。
段々とその表情が切なそうなものに変われば、レンはこつんとハリーの肩に自分の頭を乗せる。
それにハッとしたような表情をすればレンは体勢を元に戻し、くすりと小さく笑った。
「あー、ごめん。」
「なんの事?」
レンはそれにすっとぼけて見せれば、ネビルは笑った。
「きっとラックスパートにやられたんだ。」
「それはどういう…子なの?」
「目に見えないんだ。耳からふわふわ入っていって頭をボーっとさせる奴。この辺に1匹いる様な気がしてたんだ。」
ルーナはまるで大きな蛾を払う様な仕草をしレンはくすりと笑う。
「それじゃ、私が連れてきたのかもしれないわね。よくボーっとしていたから。…で、ハリー。気になっていたのだけれど、今年からはクィディッチ出来るのよね?」
「あ。僕レンに言ってなかった?」
その言葉にきょとんとすれば、ハリーは慌ててごめん!と謝り始め、それにますます首を傾げる。
「僕、クィディッチのチームキャプテンに選ばれたんだ。」
「そうだったの?良かったじゃない!」
レンは嬉しそうに笑みを浮かべ繋いだままの手にもう片手を添えて握れば「おめでとう。」とハリーに伝えれば、嬉しそうに頬を赤らめ、ハリーはもじもじと「ありがと。」と小さく答え、どこか照れくさかったのか視線を逸らしてしまっていた。
レンはそれを不思議そうにすれば、すぐに窓の外を眺めた。