第15話
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「ハリー、腕はどう?」
「大丈夫だよ」
骨の無くなった方の腕をレンの方に見せたので、レンはその手に触れると安心したように息を吐く。
2人のやり取りを聞きながら、ハーマイオニーは慌てて個室の鍵を開けてロンもハーマイオニーも、ハリーの姿を見ると安心したようだった。
「君に面会に行こうと思ったんだけど、先にポリジュース薬に取り掛かるべきだって決めたんだ」
ハリーが開いた個室に入っていくと、ロンがそう説明をする。
「昨日、また生徒が襲われた。今度はコリン・クリービーだった」
「知ってるわ。マクゴナガル先生が、フリットウィック先生に話してるのを聞いたの。だから私達、すぐに始めなきゃって思ったのよ」
レンはそのまま壁に寄りかかった状態で話を聞いていたが物音が気になり、個室の中を覗き見る。
すると、便座の上に古い大鍋が置かれ火にかけられており、ハーマイオニーがニワヤナギの束をちぎりながら中に入れていた。
レンはその様子を見るとまた、トイレの出入り口方へ意識を向けた。
「マルフォイに吐かせるのが早ければ早いほど良い。…僕、マルフォイがクィディッチの腹いせにしたと思うな」
ハリーはロンの言葉を聞きながら、自分の話の続きをし始める。
「夜中にドビーが僕のところに来たんだ」
「え?」
レンが驚き声を出すと、ロンとハーマイオニーも驚いている様子だった。
「汽車に乗れなかったことも、ブラッチャーの事も全部ドビーがやってたんだ。僕がホグワーツにいることが危険だから、ダメだっていうんだ」
ドビーはレンとの約束を守り、今度はハリーを説得しに行ったんだとレンは思った。
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