第15話
やがて、先生に隠れて、魔よけやお守りなどの護身用グッツが飛ぶように売れ始め、ネビルはそれらを買い込んでいたし、レンが「ネビル、そんなに買って持っていても役に立たないと思うわ」という言葉にも効く耳を持たなかった。
12月になると、マクゴナガル先生がクリスマス休暇中、ホグワーツに残る生徒の名前を調べに来て、レンやハリー達は其処にサインをする。
驚いた事に、ドラコやクラッブ、ゴイルも学校に残るらしくハリー達は更にドラコが怪しいと思っているようだった。
レンはさり気なく、ドラコにクリスマス休暇に家に帰らないのかと聞けば「レンの手伝いがしたいから残るんだ」と意味の判らないことを言っていたし、それについて聞こうとしても答えてはくれなかった。
ポリジュース薬の方は、残念な事に半分くらいしか出来上がっていなかった。
そろそろ次の魔法薬学の授業の時に、残りの材料を盗りに行かなければならないと、ハーマイオニーは提案していた。
「私が実行犯になるのが良いと思うの。ハリーとロンは前科があるし、もし次がバレたら退学だもの。だから3人で5分だけ時間稼ぎをしてもらいたいの」
「なら、それは私1人でやるわ。時間稼ぎだとしてもスネイプ先生相手なら、退学にさせられる危険性があるもの」
レンがそう言うと、ロンは驚いて口をあんぐりと開けていたし、ハリーも目を丸くしていた。
「キミがそんな事言うと思わなかった…レンって僕らが本当に困った時に声を掛けなきゃこういう事には手を出さない感じがしていたし…」
「あら、貴方達は仲間だって言ってくれていたけど…違ったのかしら?」
レンがそう意地悪を言えば二人とも慌てた素振りを見せる。
「そうじゃなくて、レンって僕らの安全を守ってくれてるポジション的な気がするんだよな」
ロンはそう言うとレンは何それと笑ってみせた。
それを見ると、レンが冗談でいっていた事を理解するとホッとした様だった。
「まぁ、2人がそう驚いたように、真っ先に疑われる事はないと思うの。2人はやっていないのだから、やったって証拠は出ないし、証拠がなければ退学にはならないわ」
レンがそういえば、3人は納得してくれたようだった。
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