第16話
ある日、双子が頭を寄せ合い、なにやら話しているのが気になれば彼らの間からすっと顔を出すようにし驚かせると、双子は跳び跳ねた。
「なんだ、レンか」
「驚かさないでくれよ」
「ふふ。ごめんなさい?…で、貴方達は何をしていたの?」
その言葉に双子は視線を合わせれば「今は秘密さ」と声をハモらせてニヤリと笑んでみせる。
「そんな事よりレンは何をしてたんだ?」
「んー…特に何も。ただ…その、ちょっと。」
「麗しの姫君はその心の内を我らナイトに気兼ねなく話してくれる」
「そう、我らの姫君は我らを頼ってくれるに違いない」
いつものふざけた言い方をする二人にレンはクスクスと笑ってしまい、2人の側に座った。
「内緒にしてくれる?」
「「勿論さ」」
「少しやりたい事があるの。そこで考えたのだけれど…なにか手軽に注意をそちらに向けられそうな悪戯グッズを貴方達が売ってくれないかな、って」
その言葉に双子は驚き目を丸くする。
「誰に仕掛けるつもりなんだ?なんなら俺達も協力するぜ?とびっきりのを仕掛けてやろうじゃないか」
「ダメ。もしばれて貴方達が退学になったら、私寂しいし嫌だもの。」
「悪戯一つで退学にしそうな奴って…スネイプにギャフンと言わせたいのか?レンが?」
「その…うん、そうなの。」
「おい聞いたか相棒。」
「あぁ、こりゃたまげた。あの麗しい姫君が我らに毒された」
「…嫌いになった?」
「「全然」」
「レンがそう言うって事は何か他に理由があるんだと思うし。俺達はそう簡単にレンの事を嫌いにはならないさ。」
「あぁ、それ程軽い想いじゃない」
ジョージは強くそう言えば、フレッドは何故かニヤニヤとしている。
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