第16話
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スネイプがハリーのふくれ薬が水っぽいと嘲った後、こちらに背を向けネビルの調合を見に行った時にハーマイオニーはレンに合図を送った。
レンはそれを確認すると、前もってジョージから一つ譲ってもらっていた花火をポケットから取り出す。
仲間以外の意識が全然こちらに向いて居ないのを確かめてから、レンは杖で花火をつつき、ギリギリまで待つと、誰にも気付かれずに近くの大鍋にそれを投げ入れた。
すると、大鍋は爆発を起こし、ふくれ薬がクラス中に降り注ぐと同時にあちらこちらから悲鳴が沸きあがる。
レンは心の中で小さく「ごめんなさい」と呟いた。
「静まれ!静まらんか!!」
スネイプはそう怒鳴り、皆が静かになると、言葉を続ける。
「薬を浴びた者はペチャンコ薬をやるから此処へ来い」
その言葉に皆はスネイプのデスクの方へと歩いていく。
レンは、自分も薬を浴びれば怪しまれないと考えていた為、当然薬を浴びており、倍以上に膨れ上がった腕をもう片手で押さえ、スネイプから薬を貰うとそれを飲みふくれを元に戻した。
スネイプは一瞬たりともレンを疑った素振りは見せなかったので、レンにとってはそれが有り難かったが同時に、なにやら申し訳ない気持ちもあり複雑な心境だった。
皆のふくれが治まった頃、スネイプは爆発を起こした大鍋を調べ、其処から花火の燃えカスを見つけるとクラス中が静まり返った。
「これを投げ入れた者が判った暁には、我輩が間違いなくそやつを退学にさせてやる」
スネイプは低い声でそう言うと、就業のベルがなりその日の魔法薬学の授業は終わった。
4人は出来るだけ怪しまれない様に教室を出て、マートルのいるトイレに行くと、ハーマイオニーは材料の調達に成功したようで、調合を真剣に行っていた。
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