第16話
「それじゃ賭けにならないじゃない」
「お!噂をすれば…だぜ?」
フレッドがそう言うと、レンはそちらを見るが周りを上級生に囲まれている為、背の低いレンはその姿を瞳で捉えることは出来なかったが、皆の話では深紫のローブを身に纏い、スネイプを引き連れているらしい。
「ダンブルドア校長先生から、私がこの小さな決闘クラブを始めるお許しを頂きました。勇敢にもスネイプ先生は私の手伝いをしてくれるそうで、決闘について極僅かながらご存知らしい。あ、皆さん心配なさらないように!いくら私でも皆さんの大切な先生を消したりはしませんから」
そうロックハートが皆に笑いかけながら言うと、フレッドが小さく声を漏らす。
「ほら、見ろよ…スネイプが今にも殺してやる!って顔してるぜ!」
「あれは殺るな。今日がロックハートの命日になるぜ」とリー。
「レン、見える?」
そんな中ジョージは、レンに視線を向けるとニヤリと笑みを浮かべる。
「その顔は見えてないのが判ってて言ってる顔ね。別に興味ないから構わないわ」
「それだと俺が気にする。」
ジョージはそう言うと、レンを横抱きし、視線を自分と同じ高さまで抱きかかえる。
レンはそれに驚きジョージの首に腕を回しながらも、体温が急上昇したのが判った。
速く鳴る鼓動がジョージにまで聞こえてしまいそうで何だか恥ずかしかった。
自分と同じような視界にレンの顔が来ると、フレッドとリーがニヤリと笑うのでレンは軽くパンチをお見舞いするとジョージは「ナイスパンチ」と茶化した。
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