第17話
しおりを挟む
「ハリーがスリザリンの継承者なわけないでしょう!?去年、賢者の石を守ってヴォルデモートの復活を阻止したのは誰?!そんな人が、マグル出身の者を襲って楽しんでいると本気で思うの?!」
レンはいても立ってもいられなくなり、そう怒鳴った。
それには双子やリーも驚いたようで、他に談話室に残っていた生徒達もこそこそと何か話していたかと思うと、背を向けてソファに座っているレンをチラリと見てから、寝室に戻って行く生徒がちらほらと居た。
「レン…キミはパーセルマウスなのか?」
双子とリー以外の生徒が寝室に戻り誰も居なくなると、ジョージがそうレンに声をかける。
「そうよ。伯父は話せないし、気付いたら話せるようになっていたの。もしかしたら父方の影響かもしれないわね」
とレンは小さく答えた。
「俺達は本気でハリーがスリザリンの継承者だなんて思っちゃいないぜ?」
リーがそうレンに言えば、レンは「判ってるわ」と小さく答える。
それ以上レンは何も言わなかった為、「風邪を引かないうちに、寝室に行けよ?」とジョージが心配そうに声をかけると、3人も寝室に戻っていった。

夜も更けてくると、外は雪が降り始め一層冷え込んでいたがレンは胸騒ぎがしておりその場を離れる事が出来なかった。なにか良くない事が起こりそうな…そんな予感がするのだ。
すると男子の寝室の階段の方から誰かが降りてくる足音がしたが、レンは暖炉を眺めたまま、そちらを見ることはしない。
5/7
←前へ    次へ→
目次へ