第18話
しおりを挟む
次の日、前夜に降りだした雪が大吹雪になり、今学期最後の薬草学の授業は休校になった事で、ハリーはイライラしている様子だった。
スプラウト先生は、この雪のせいもあり、マンドレイクに靴下をはかせマフラーを巻く作業で忙しく、厄介な作業なので他の誰にも任せたくないらしい。
ハーマイオニーはハリーの様子を、ロンとチェスの勝負をしながら見ていると「そんなに気になるならこっちからジャスティンを探しに行けば良いじゃない」というと、ハリーは立ち上がり寮を出て行った。
「待ってハリー。私、少し散歩したいの。一緒に行ってもいい?」
レンがそう言うと、ハリーは小さく頷き2人で適当に校内を歩き始めた。
昼だというのに窓の外は灰色の雲で覆われて雪が降り続けている。
おかげで城の中はいつもより寒く暗かった。
レン達は図書室へと向かった。
其処へとたどり着くと、薬草学で一緒になるはずだったハッフルパフ生達が、図書室の奥の方で固まっていた。が、勉強している様子ではない。
レンとハリーは彼ら達が話しているのが聞こえる位置まで来ると、棚に身を隠し耳すました。
「だからさ…僕、ジャスティンに言ったんだ。自分の部屋に隠れろって。あいつはうっかりポッターに自分がマグル出身だって言っちまったらしいんだ。」
「じゃアーニー…貴方、絶対にポッターだと思ってるの?」
「ハンナ…彼はパーセルマウスだぜ?それは闇の魔法使いの印だって皆知ってる。蛇と話が出来るまともな魔法使いなんて聞いた事があるかい?スリザリン自信の事を皆が「蛇舌」って呼んでたくらいなんだ」
ザワザワと重苦しい囁きが起こり、レンはムッッとして文句を言いに行こうとしたが、ハリーがそれを止め、アーニーと呼ばれる男の子は話し続けた。
1/8
←前へ    次へ→
目次へ