第18話
「したーに、下に、まっこと邪悪な魔法使いと魔女。スリザリンの継承者様のお通りだ」
とレンとハリーの事を、ジョージとフレッドは先触れしていた。
2人にとってはこんな面白い事はないらしい。
だが、そうふざけているだけであって、本気でスリザリンの継承者だとは思っていないのが、レンにとってもハリーにとっても嬉しかった。
とうとう学期が終わり、降り積もった雪と同じくらい深い静寂が白を包んだ。
グリフィンドールで残っているのはレンとハーマイオニー、ハリー、そしてウィーズリー達だけだったので、ハリーは喜んでいるようだった。
パーシー以外は、爆発ゲームというゲームをしたり、密かに決闘の練習をしていたりして、レンはそれを一緒にやろうと誘われたが、見ているだけで楽しかった。
クリスマスの朝、レンは朝早く目を覚ますと枕元に包みが幾つか置いてあった。
モリーからは手編みの手袋、リーマスからは帽子や、ルシウスとナルシッサからもプレゼントが届いており、レンもそれらの人物にあらかじめ送っておいたプレゼントが届いているだろうかと、少しだけ口の端を緩め笑んだ。
レンはそれらを開けて大切そうにしまうと、起こさぬ様に気を付けながらハーマイオニーの枕元に「初めて読むルーン文字」という本を贈った。
以前ルーン文字学という上級生の本に興味を示していたのを思い出したので、丁度良いだろうと思ったのだ。
知り合いの分のプレゼントを大体もって談話室まで降りると、朝が早いため誰も下りてきて居ないのかレンはソファに座りながら皆が起きるのを待っていた。
5/8
←前へ 次へ→
目次へ