第18話
レンは少しだけ寝室に戻り貰った物をしまい、今日持ち歩こうと思っているものをハーマイオニーからもらったカバンに詰め替えてからそれを持ち、談話室に戻ると戻ってきたばかりのハーマイオニーがいた。
「あぁ、レン!とうとう完成したわ。ハリーたちにも知らせに行きましょう?」
ハーマイオニーは一度自分の寝室に戻ってから2人のプレゼントを持ってくると二人で男子寮の方へと歩いていく。
ハーマイオニーはハリー達の寝室へ向かうと、迷うことなくその部屋の中へ入り「起きなさい!」と二人を起こしにかかった。
レンはそれを感心しながらゆっくりと寝室に入っていくとロンが少しまぶしそうにしながら眠たそうな声をあげる。
「キミ達…男子寮に来ちゃいけないはずだよ…」
「「メリークリスマス」」
レンとハーマイオニーは声を合わせてそう言うと、2人にプレゼントを配った。
「私、もう一時間も前から起きて、煎じ薬にクサカゲロウを加えてたの。完成よ」
その言葉にハリーは瞳をパッチリと開き飛び起きた。
「本当?」
「絶対よ」
ハーマイオニーはロンのベッドで眠っていたネズミのスキャバーズを脇に押しやり、ベッドの片隅に腰掛けると、レンは反対側、ハリーのベッドの片隅に腰掛けると、ヘドウィグが部屋に入ってきて、小さな…本当に小さな包みをハリーに渡した。
ハリーはヘドウィグが来てくれたのがとても嬉しそうで、ヘドウィグも嬉しそうにハリーの耳を甘噛みしていた。
ヘドウィグが持ってきたのはダーズリー一家からで、爪楊枝一本とメモが入っていたので、レンは思わず苦笑してしまった。
「あの人達ってば、いつもこうなの?」
「くれるだけマシさ」
ハリーはそう言うと、他の皆からもらったプレゼントを開けては終始笑みを浮かべっぱなしだった。
レンがあげた、クィディッチ用のグローブも凄く喜んでくれたようで、ホッとした。
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