第19話
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そのままドラコは歩いていき、地下牢の入り口付近の通路を曲がって次の廊下に出ると壁に向かって“純血”という。
すると壁に隠された石の扉が現れて開くと、レンをそのまま連れて行く。
「ねぇ、ドラコ…此処、スリザリンの寮でしょう?私が入ったら怒られてしまうわ」
「大丈夫さ。誰も文句を言う者なんて居ない」
そう言うと、談話室のソファに座るように促されたのでレンはそこに座る。
スリザリンの談話室は、スリザリンらしい部屋だった。
細長く天井の低い地下室で、壁と天井は荒削りの石造り。
添乗からは丸い緑かかったランプが鎖で吊るしてあるし、前方には壮大な彫刻を施した暖炉があり、その周りは彫刻入りの椅子がある。
「ねぇ、ドラコ。クラッブとゴイルは?」
レンに言われてドラコは居ない事に気付くと、舌打ちをし「連れてくるからここで待っててくれ」とレンに言い談話室を出ようとしたので慌ててドラコを呼び止める。
「待って!私1人で此処に居たら、思いっきり怪しいじゃない」
そう、レンはグリフィンドール寮生だし着ているローブにもバッチリとグリフィンドールの印がある。
ドラコはレンのローブを見て、別に気にする事じゃないと言いながらも自分の部屋からローブを持ってくるとレンの肩にかけてやり、そのまま談話室を出て行ってしまった。
「いや…そういう意味じゃないんだけど…」
レンは自分のローブを脱ぎ、ドラコのローブを身に纏う。
ドラコはやっぱり男の子で、レンが着るとそのローブはブカブカだった。
レンは不機嫌やら不安やら、ハリー達は何をしてるんだろうとか、以前から治まらない胸騒ぎとか…色々複雑な気持ちのまま、足を組み頬杖をついてドラコが帰ってくるのを待った。
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