第19話
ドラコは間も無く戻ってきて、レンの隣に腰掛けるとレンはゆっくりと瞳を開く。
それを確認するとこれは笑えるぞと、まずレンにその紙を見せた。
それは日刊預言者新聞の切抜きだった。
内容はアーサーがマグルの車に魔法をかけたことで金貨50ガリオンの罰金を言い渡されたもので、ルシウスがし「魔法省の評判と貶めた」とコメントし辞任を要求しているとの記事だった。
レンは流し読みすると、それをクラッブに手渡し、驚き目を見開いてから引き攣った笑いを浮かべる彼に少々疑問を抱いた。
ゴイルがドラコに記事を返すと「どうだ?おかしいだろう?」と待ちきれなさそうに答えを促し、ゴイルは「ハッハッ」と少し沈んだような声で笑った。
「アーサー・ウィーズリーはあれほどマグル贔屓なんだから、杖を真っ二つにへし折ってマグルの仲間に入れば良い。ウィーズリーの連中の行動を見てみろ。本当に純血か疑わしいものだ」
そうドラコが言うと、クラッブの眉間に皺がより始め、ドラコは不思議そうに首を傾げる。
「腹が痛い」
クラッブがそう言うと、ドラコはあまり興味なさそうに「それなら医務室へ行け」と言う。
レンはそれに小さく息を吐くとポケットを漁り小さなケースを取り出してクラッブに投げ渡す。
「それ、腹痛に効く薬。…時々胃が痛くなるから、持ち歩いてるのだけど…使って良いわよ」
「あぁ、キミはか弱いし小食だから」
ドラコはレンには優しくそう声を掛けると、その後も日刊預言者新聞がこれまでの事件を報道してないのはダンブルドアが口止めしてるからだとか、彼もマグル贔屓だとか語り始めていた。
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