第19話
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「それで、なんでその話を私にしようと?」
「君は純血で高貴な我々の姫だ。闇の血が強いレンの他に継承者で思い当たる人物は居ない」
クラッブが何か声をあげたが、ドラコに睨まれて言葉を飲み込んだようで、レンは小さく溜息をついた。
「残念ながら、私は継承者じゃないわ。パーセルマウスではあるけれど継承者になる予定はないわ」
レンがそう言うとドラコはレンが継承者だと信じて疑わないようだった。
「僕には隠さなくて良いんだ。僕はあいつ等に話したりしないし、僕たって手伝える!それに君の父親は…」
「前に『部屋』を開けたものが捕まったかどうか、知ってる?」
ドラコがそう言いかけると、ゴイルがそうドラコに口を挟んだ。
「あぁ、ウン。前に部屋が開かれたのは五十年前で、誰だったにしろ追放された。多分まだ、アズカバンに居るだろう」
「でも、ヴォルデモートは吸魂鬼をも味方につけていたと聞くし、もしかしたら逃げ出してるかもしれないわ」
「アズカバン…吸魂鬼?」
ゴイルがきょとんとしてみせたので、ドラコは信じられないといった目つきでゴイルを見た。
「アズカバン。魔法使いの牢獄で、吸魂鬼はその監獄だ。」
「ドラコ…ゴイルとクラッブにちゃんとお勉強教えてあげてるの?」
レンがそう聞けば、大きく咳払いをしてその話題には触れないように話を続けた。
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