第21話
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魔法省は自分がクリスマスに家に帰らなかったから、レンの身代わりに皆が死んだと考えている…
自分の所為で皆殺されたのだと考えるのがとても耐え切れなかった。
「…えー…それで、たった一人の生き残りである貴女にクレスメント家当主となっていただくか、クレスメント家を捨て孤児になるかのどちらかの選択しかないわけですが…」
ルシウスはレンの様子に心を痛めているのかベッドのすぐ側に跪き、レンの手を優しく両手で包み込んでいたし、ファッジの声が遠くの方から聞こえている気がした。
「だが、我々としてはクレスメント家を断絶させたくは無いのですよ、ミス・クレスメント…この意味がお解りですな?」
「私に、当主となり働けと…仰るのですね」
「左様、貴方が暴走させた強大な魔力。あれをどうか我々の為に使っていただきたい」
レンは何も答えなかった。
大人は汚い…そう心底思った。
「だが、貴方はまだ子供だ…当主となるには成人していなければならない…だが我々は当主となっていただけるならば…と特別処置をすることを決定致しました。」
「特別、処置?」
「本来当主は成人した者にしかなる事が出来ない。お解りですな?何をしても成人をした”大人“として扱われるのです」
レンは小さく頷くと、ファッジは安心した様に話を続ける。
「よって、ホグワーツも今後通えなくなってしまうでしょう…ですが、ホグワーツに通いながらも当主としてやっていけるよう、我々は考えているのです。」
「子供と同じようにホグワーツに通い勉学に励む事は出来ても、それ以外の事柄は全てクレスメント当主として、一人の大人として判断される…そんな処置を考えてくださっていると言う事なのですか?」
レンがそう言うと、ファッジは左様と大きく頷いて見せた。
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