第22話
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「それにね、此処は当主がいれば、ちゃんと結界が張られている。当主の許可がないと入る事が出来ない鉄壁なんだよ?それならばレンに隠れて死ぬなんて事はありえない…そうだろう?」
レンはそれに小さく頷くと「本当に側にいてくれるの?」と呟く。
するとリーマスは頷いてレンを安心させてくれた。
「今日はそのままの姿でも構わないけど、明日からはちゃんと着替えるんだよ?女の子がそれじゃ…ね?」
レンはリーマスに言われて自分がパジャマ姿のままだった事に気付くと少し恥ずかしかった。
リーマスに促されるまま椅子に座り室内を見渡す。
自分が壊してしまった結界もレンが当主を継承した時に元通りになったのだと、リーマスが教えてくれた。
ふとテーブルに視線をやれば、日刊預言者新聞が置かれており、レンは何気なくそれを手に取った。
“クレスメント家の悲劇。
昨日、クレスメント家が何者かに襲われ、当主だったルーイ・クレスメントとその妻が殺された。
魔法省はこの事件に、クレスメントの力を強く受け継いでいるレン・クレスメントを狙ったものだと考え犯人を捜している。
犯人は彼女がホグワーツから休暇で戻って来ていると考え接触を試みた。そしてそれを知られた前当主を殺害したと思われる。
魔法省はたった一人の生き残りレン・クレスメントに当主になる事を半ば脅しのように要求し、彼女はそれを受け入れた。
彼女は学生でありながらも子供の権利を剥奪され、大人として今後扱われていく事になり…”
レンはそこまで読むと、新聞を投げ捨てボーッと庭を眺めている。
いつもと同じ様に雪で埋め尽くされ真っ白な庭の片隅に、小さなお墓が目に入った。
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