第24話
授業が終わると、スプラウト先生が「闇の魔術に対する防衛術」のクラスに引率をした。
レンとハリー、そしてロンは一番後ろを歩いて誰にも話を聞かれないように歩いていく。
「もう一度「透明マント」を使う時が来た。ファングを連れて行こう、いつもハグリッドと森に入っていたから、何か役に立つかもしれない。」
「いいよ」
ロンは落ち着かない様子だった。
3人はロックハートの授業を一番後ろの席で受けていた。
ロンは森に入りたくないのか、あそこには狼男がいるとか、何だとか色々質問していたが、ハリーはそれに直接答えるのを避けていたようだった。
「あそこには良い生き物もいるよ。ケンタウルスも大丈夫だし、ユニコーンも。」
ロックハートはウキウキしながら授業をしていた。
生徒たちの様子を見ては「危険は去ったのです」と話して聞かせたが、誰一人それを信じたりしなかった。
ロックハートはハグリッドが犯人だと信じているようだった。
授業中、殆どがハグリッドの悪口などで、レンは授業が終わると同時に
「ハグリッドは誰よりも優しい人です。人を殺そうとするなんて出来る人じゃありません。私の友人を貶さないでください」
とキッパリといった。
ロックハートは少し困惑顔で、レンは家族が全員殺されてしまったからそう信じられないだけなのだとか、皆にそう言いながら、生徒たちを引率して歩いた。
夕食後の談話室はいつも込み合っていた。
他に行き場のなくなった生徒たちで溢れ返っているからだ。
ハリーは夕食後、透明マントをトランクから出して談話室の隅の方にレンたちと一緒にいた。
マントの上に座って時を待っていたが、なかなか人気が減ることはなかった。
レンはそれを大量に残っている宿題をやりながら横目で見ていた。
「なぁ、ちゃんと食べないと倒れちまうよ」
ジョージはレンの座ってる椅子の取っ手に腰をかけながらレンにそう言うと、レンは宿題から目を離さずに小さく答える。
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