第24話
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「食べたくないの」
「口にするのは液体だけじゃないか。」
「受け付けないの」
「ちゃんと食べないと、今度はキミが倒れちまうよ」
ジョージとのやり取りに側にいたロンとハリーも加わり、ちゃんと食事を取らなきゃ駄目だと言って聞かせていた。
レンはあの日から固形物を食べることが無くなってしまっていた。
食べてももどしてしまい、受け付けないのだ。
苦戦し続けていたリーマスの姿を思い出してしまう。
皆にしつこく言われると、やっとレンは顔をあげて皆の顔を見る。
ほっといて!と言うつもりだったが、皆の表情が心配していると訴えているのを見ると小さく溜息をついた。
「あの日から…受け付けないの。食べても戻してしまうの。心の問題なんだって。…でも、うん。努力はするわ」
レンがそう言うと、ジョージはまるで子供をあやすように「良いコだ」と頭を撫で、それに飽きるとハリーとロンに「爆発ゲーム」の勝負を挑み続けた。
それから談話室から誰も居なくなるまでには0時を過ぎていた。
「レン、僕達は森へ行くけど…どうする?」
「私も行くわ。」
レンがそう言うと、そう言ってくれるのを待っていたかの様に二人の顔に笑みが浮かんだ。
3人はマントを羽織ると先生達にぶつからない様に慎重になりながらハグリッドの小屋にたどり着くと、ご主人の帰りを待ち望んでいるファングがとても喜んでいた。
ハリーはハグリッドの小屋の扉を開けてファングを外に出すと、ファングが鳴いて皆を起こさない様に糖蜜ヌガーを食べさせ、ファングの上下の歯がしっかりとくっ付いてしまったかの様にファングは吼えたりしなかった。
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