第24話
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「しかし、何故お前をよこした…」
「学校の皆はハグリッドがけしかけて、何者かに学校を襲わせたと思ってるんです。ハグリッドを逮捕してアズカバンに送りました」
アラコグは怒り狂って鋏を鳴らし、他の蜘蛛たちもそれに従い、同じように鋏を鳴らす。
レンはその様子を見ながら、ハリーやロン、ファングを見ると皆恐怖に顔が引き攣っていたし、顔色がとても悪かった。
一言も喋る事が出来ずに震えているロンの手をレンはしっかり握ると、血の気が引いているのだろう、ロンの手はとても冷たかったが、レンが手を握った事に、最初はビクッと飛び跳ねたが、それがレンだと判ると、同じようにしっかりと握ってくれていた。
レンは何とかこの場から逃げ出す術を考えなくてはと思った。
「しかしそれは昔の話だ…何年も前の事だ。よく覚えている。それでハグリッドは退学させられた。皆がわしのことを、いわゆる「秘密の部屋」に住む怪物だと信じ込んだ。ハグリッドが部屋を開けてわしを自由にしたのだと考えた」
「それじゃ貴方が秘密の部屋から出てきたのではないのですか?」
「わしは、この城で生まれたのではない」
アラコグは怒りで鋏を打ち鳴らしながら言葉を続けた。
アラコグが言うのには、ハグリッドはまだ卵のアラコグを旅人から与えられると、まだ子供だというのに一生懸命アラコグの面倒を見て、名を与えてくれた。そして城の物置に隠し、食事の残り物を集めて食べさせてくれ、自分の親友なのだという。
アラコグが見つかり、女の子を殺した罪をきせられた時、ハグリッドはアラコグを守り森に逃がしてくれたらしい。
それからハグリッドは退学になり、森番になると、時々アラコグを訪ねに来くれるし、妻のモサグを捜してきてくれ、アラコグの家族は此処まで大きくなり、それをとても感謝しているようだった。
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