第24話
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「ハグリッドの友情に応える為に、人を襲う事をしなかったのですね」
レンがそう言うと、アラコグは鋏を鳴らした。
「そうだ。襲うのはわしの本能だ。だが、ハグリッドの名誉の為、わしは決して人間を傷つけはしなかった。殺された女の子の死体は、トイレで発見された。わしは自分が育った物置の以外、城の他の場所はどこも見た事が無い。わしらの仲間は暗くて静かな所を好む」
「それなら、いったい何が女の子を殺したのか知りませんか?今ソイツが戻ってきて、皆を襲って…」
「私達、何とかしてこのことを解決してハグリッドを助けたいんです」
蜘蛛達が長い足を怒りで擦りあい、ザワザワという音が沸き起こりハリーの声を掻き消したので、レンが大きな声で怒鳴るように続けた。
「城に住むその者は…わしら蜘蛛の仲間が何よりも恐れる、太古の生き物だ…。昔も、その怪物が城の中を動き回ってる気配を感じた時に「城の外に出してくれ」とどんなにハグリッドに頼んだ事か…よく覚えている」
「いったいその生物は?」
ハリーは急き込んで尋ねると、またザワザワと沸き起こりながらも、蜘蛛達がハリー達を囲むように詰め寄ってきている。
「わしらはその生物の話をしない。わしらはその名前さえ口にしない。ハグリッドに何度も聞かれたが、わしはその怖ろしい生き物の名前を決してハグリッドに教えなかった」
そこまで言うと、アラコグは話し疲れた様子で蜘蛛の巣のドームの中へと戻っていった。
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