第3話
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レンが双子を引き連れながら下に降りてきた時は、まだ顔が真っ赤で拗ねている様子だった。
双子たちはケラケラと楽しそうに笑っている。
「フレッド、ジョージ…そんな事をしていないでさっさと食べて頂戴。」
モリーは一人に6個ずつのベーコンサンドイッチを用意し、皆が食べ始める。
レンも食べていたが、2つまでが限界で残りを双子が食べてくれた。
「アーサー、大分少無くなってるわ…今日、買い足しておかないと…」
暖炉の上から植木鉢を取って中を覗き込むとモリーは溜息を吐きながらそう漏らす。
「さぁ、お客様からね。ハリー」
モリーはハリーに鉢を差し出し、皆がハリーを見てハリーは皆を見つめ返す。
「どうしたら良いの?」
「ハリーは煙突飛行粉初めてだったわよね。」
鉢の中にはエメラルドグリーンのキラキラ光る粉が入っている。
煙突を使って移動する際にはこの粉が必要不可欠なのだ。
「ごめん、ハリー。僕、忘れてた。」
「一度も?」
アーサーは「去年はどう行ったんだ」と不思議がったがハリーが地下鉄に乗った事を話せば瞳を輝かせていた。
「アーサー、その話は後にして。煙突飛行っていって、それよりずっと早いのよ。だけど、一度も使った事がないとはねぇ」
「ハリーは大丈夫だよ、ママ。ハリー、俺達の見てろよ」とフレッド。
フレッドは鉢から粉をひとつまみ取り出し暖炉の火に近付き炎に粉をかけると炎はゴーッという音と共にエメラルドグリーンに変わりフレッドの背丈よりも高く燃え上がり、フレッドはその中に入ると「ダイアゴン横丁」と叫ぶと直ぐに姿を消した。
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