第25話
フレッドとジョージはレンがちゃんと朝食を約束通り食べるかどうか見ていようと思ったらしく、レンは渋々最近の摂取量よりは多めに固形物の食べ物を口にした。
最初の授業が始まると、皆は秘密の部屋どころではなくなってしまった。
マクゴナガルが一週間後の6月1日に期末テストを行うと発表したのだ。
皆、それに猛反対だったが、マクゴナガルはダンブルドアのいいつけだと言い、意見を変えなかった。
それからは、ロンもハリーも勉強漬けだったしレンもそうしたかったが、無理矢理に食事を流し込んでいた為、気持ち悪さと吐き気に襲われ続けそれどころではなかった。
テストの三日前の朝食の時に、マクゴナガルは全校生徒の前でお知らせがありますと言えば、皆はテストが中止になったのではないだろうかと淡い期待を抱いていた。
「とうとう、マンドレイクが収穫できるとの事です。今夜石にされた人達を蘇生させる事が出来るでしょう。言うまでもありませんが、その内誰か1人でも、何に襲われたか話してくれるかもしれません。私はこの恐ろしい一年が犯人逮捕で終わりを迎える事が出来るのではないかと期待しています」
とマクゴナガルが告げると、大広間に歓声が爆発したように響き渡る。
ロンは此処暫くみせた事がないような笑みを浮かべている。
「それじゃ、マートルに聞きそびれた事もどうでも良くなった!目を覚ましたらハーマイオニーが全部話してくれるよ!でも、後三日で試験が始まるって聞いたらアイツ気が狂うぜ?」
レンはそれを聞きながら、食事を口にせず気持ち悪そうにしてるとハリーが背を撫でてくれながら、ロンの話を嬉しそうに聞いていたが、レンは今の状況からかどうしてもそう思えないと思っていた。
レンがホグワーツに帰って来てから襲われる人が居なかったからといって、それまでに誰かが襲われないとも限らないのだ…。
悪い方に考えすぎかしらと自分に苦笑を浮かべ顔を上げれば、ジニーがロンの隣に座り、緊張して落ち着かない様子でロンを見ていた。
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