第25話
「どうした?」
ジニーはロンのその問いに、答えることはなく、グリフィンドールのテーブルを端から端を眺め脅えた表情をしている。
「言っちまえよ」
ロンはおかわりしたオートミールを口に運びながらそう言うと、ジニーは意を決した様にゆっくりと口を開く。
「わたし、言わなきゃいけない事があるの」
ジニーはハリーの事を一瞬も見ないようにしながらボソボソと言っている。
「なんなの?」
ハリーはそう聞くが、ジニーはハリーを見ようともせず、言葉を選んでいるようだった。
「いったいなんだよ?」
「秘密の部屋に関することなの?何か見たの?誰かおかしな素振りをしているの?」
ハリーは前屈みになり、レン、ロン、ジニーにのみ聞こえるように呟くと、ジニーは深呼吸をし口を開いた時だった。
「ジニー、食べ終わったのなら、僕がその席に座るよ。腹ペコだ…巡回見回りが今終わったばかりなんだ」
疲れきった顔でパーシーがそうジニーに声を掛けたのだ。
ジニーは飛び上がって、パーシーをみると、そそくさと立ち去った。
「パーシー!ジニーが何か大切な事を話そうとしたところだったのに」
ロンが怒り、パーシーは飲んでいた紅茶で咽返った。
「どんな事だった?」
「僕が何かおかしなモノを見たのかって聞いたら、何か言いかけて…」
「あー…それは…秘密の部屋に関係ない」
「何でそういえる?」
5/6
←前へ 次へ→
目次へ