第25話
「ジニーが、この前僕とばったり出くわして…その時僕が…うん、何でもない。…要するにだ、あのこは僕が何かをするのを見たわけだ。それで僕が、その、あの子に誰にも言うなって頼んだんだ。あの子は約束を守ると思ってたのに。大した事じゃないんだ…ほんと」
パーシーはオロオロしながら、怒って眉を吊り上げているロンにそう答えたが、レンは立ち去ったジニーが気になりその方を見る。
「ねぇ、パーシー…貴方、自分の妹も信じられないの?」
レンがそう答えると、パーシーはビクッッとしたようだった。
体調不良のせいもあり、思った以上に冷たい声だった。
「あのジニーを見てたら判るでしょう?そんな”大した事じゃない”事を言う感じに見えたの?あんなに脅えてたのに?」
レンはそう言うと、席を立ちジニーを追った。
「ジニー…そのー…私少し具合悪いの。ジニーも顔色が悪いみたいだし…先生に御願いして談話室で休ませてもらわない?…もし出来るなら…私の話し相手になってもらいたいんだけど…」
レンがそう言うと、ジニーは小さく頷き、レンはジニーと手を繋ぎ、教員の席へと足を向ける。
「マクゴナガル先生…」
レンがそう声をかけると、2人の顔色に酷く驚いたようだった。
「あの、少し具合が悪くて…今日一日、寮で休んでいても良いでしょうか?」
「医務室に行くべきだと私は思いますけどね」
マクゴナガルは口をキュッと結びレンとジニーを見ている。
繋いだ手にジニーが力を込めるのが判った。
「もし、夕食までに具合が良くならなかったら、医務室へ行きます。それまで寮で少し休みたいんです。マダム・ポンフリーも心配事が沢山おありです。だから…あまりご心配をお掛けしたくないですし…寮や談話室はとても落ち着くんです」
レンがそこまで言うと、マクゴナガルは渋々同意してみせ、2人をグリフィンドール寮まで連れて行ってくれた。
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