第26話
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レン達はそれにお礼を言うと、暖炉の前の席に腰をかけ暫く静寂が流れる 。
「あのね…」
ジニーが不安そうに俯いて、言葉を選んでいるようにゆっくりと話し始めた。
「私…ママが準備してくれた本の中に…日記帳があったの…日記に色々かいたら、返事がきたわ…いつも、いつも…親身になって、相談にのってくれてたの…」
ジニーは一冊の日記帳をレンに手渡した。
レンはそれを受け取ると、これがハリーの言ってた日記帳なのだと直ぐに判った。
年号は50年前のマグル製品で、T・M・リドルと書かれている。
「でも…フィルチの猫が襲われた日、私のローブの前にペンキがべっとりついてたし、人が襲われる度にその日の記憶がないの…」
ジニーは瞳に涙を浮かべて繋いだままの手に力が篭った。
「ジニー…貴女はパーセルマウス?」
「いいえ、違うわ…だけど…」
「ジニー…秘密の部屋に潜んでいる怪物は蛇なの。だからパーセルマウスでない貴女は何もしていないわ。…話してくれてありがとう。1人で怖かったでしょう?」
もし、ジニーが何かをしていたのだとすれば、ジニーが渡してくれた日記がジニーを操っているに違いないとレンは思った。
レンはジニーを優しく抱き締めると、ジニーはレンの腕の中でワンワンと声をあげて泣いていた。
「私、よく判るわ…自分が何者なのか、何をしているか判らなくて…怖くて…眠れない夜が、幼い時によくあったの。」
ジニーの髪を撫でながらレンは言葉を続ける。
「怖かった…夜が来ると、自分がこの世界にたった一人なんじゃないかって思うくらい怖かった。けど…そんな夜にね、こうしていつも側にいてくれる人が居たの。…いつもこうして私の側に居てくれた。」
レンの瞳から無意識に涙が伝う。
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