第27話
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レンはまたそれを伝えようとしたが、それよりも早くリドルが口を開く。
「呼ばれるまではきやしないよ。杖はキミには必要にならない」
「どういうこと?」
「僕はこの時をずっと待っていたんだ。ハリー・ポッター。君に会えるチャンスをね」
「いい加減にしてくれ!君は判っていない様だ。今僕達は秘密の部屋の中に居るんだ!話なら後でいくらでも出来る!」
「今、話すんだよ…」
リドルは相変わらず笑みを浮かべたままそう言うと、リドルの体が一瞬だが淡く光り、レンはジニーに施していた術を止めてしまった。
「貴方…もしかして…」
レンがそこまで言うと、リドルはハリーの杖を素早く一振りしレンの体をロープで縛ると、杖をポケットにしまい、レンの隣に立つとその手でレンの口を塞いだ。
「レンを離せ!」
「さぁ、話をしようじゃないか、ポッター。教えてあげるよ。どうして彼女がこうなってしまったのか…事件の真相を」
レンはその場から逃れようと体を動かすが、動かせば動かす程ロープは体にきつく食い込んだ。
「ジニー・ウィーズリーがこんな風になった本当の原因は、誰なのかも判らない目に見えない人物に心を開き、自分の秘密を洗い浚い打ち明けた事だ」
「言ってる事が判らないけど?」
「あの日記は僕の日記だ。ジニーのおチビさんは、何ヶ月も何ヶ月もばかばかしい心配事や悩みを書き続けていた。兄達がからかう、お下がりの本やローブで学校に行かなきゃいけない…それに、有名で素敵な、偉大なハリー・ポッターは自分の事を好いてくれる事は絶対にないだろう…とかね」
リドルはレンの口を塞ぐ手に力を込めて、決して逃れられないようにしながらもハリーを貪る様に見つめている。
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