第27話
リドルはそのまま話し続け、色々と教えてくれた。
ジニーがとうとう日記を恐れ投げ捨てた時、ハリーが日記を拾ってくれた事がとても嬉しかったらしい。
リドルはジニーからハリーの事を色々と聞いて興味を持っていたのだ。
ハリーを信用させようと、ハグリッドを捕まえたシーンを見せたのだという。
そして、ハリーはリドルを信じた。
それと同じように当時のホグワーツでダンブルドア以外の人物がリドルの言う事を信じ、ハグリッドを犯人として退学にさせたが、当時、変身術の先生だったダンブルドアの願いによりハグリッドは森番となった。
ダンブルドアはそれからというもの、リドルをとても警戒していたので、リドルはそれ以降、部屋を空ける事が出来なかったのだという。
その時に記憶をこの日記に残し、いつかサラザール・スリザリンの崇高な仕事を成し遂げようと考えたらしい。
ハリーをやっと信用させたと思った時、日記を持っていたのはジニーだった事にリドルは怒り、壁に自分の遺書を書かせるとレンを連れこの場に来るように仕向けたのだった。
「これが全てだよ、ハリー」
「だが、キミは何も成し遂げてはいない!マンドレイク薬ももう直ぐ仕上がって石になった人達は全員元に戻る」
「そうだわ…おかしいわよ…。もしジニーが何でも教えてくれていたのなら、マンドレイクの事も知っていた筈…なのにそれを阻止させようとしなかった…」
「そう、僕は穢れた血の処分なんて、もうどうでも良くなっていた…僕には新たに興味を持つものが出来たからね」
リドルはそう言うと、ハリーをジッと見つめた。
「ハリー?」
「そうさ…これといって特別な力の無い赤ん坊が、不世出の偉大な魔法使いをどうやって破った?ヴォルデモート卿の力が打ち砕かれたのに、君の方はたった一つの傷跡だけで逃れたのは何故か…」
リドルは奇妙な赤い光を瞳に映しながら、貪る様にハリーを見つめる。
レンはその瞳に見覚えがありハッと息を呑む。
自分が怒りや負の感情を抑えきれなくなると、それと同じように瞳が輝くのだ…。
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