第28話
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すると、どこからともなく音楽が聞こえ、リドルは辺りを見渡す。
音楽は段々と大きくなり、この世のものと思えない旋律を奏でると、直ぐ側の柱の頂上から炎が燃え上がり、白鳥程の大きな真紅の鳥が姿を現した。
その姿は孔雀の羽のように長い金色の尾羽を輝かせ、眩い金色の爪にボロボロの包みを咥えている。
その鳥は真直ぐにハリーの元に飛んでくると、ハリーの肩に止まり、持っていたボロボロのものをハリーの足元に落とした。
「不死鳥だな…」
「フォークス?」
リドルが鋭い目で鳥を睨んでる中、ハリーは不死鳥にそう呟いた。
「さて、ダンブルドアが寄越したのは歌い鳥に古帽子…さぞかし心強かろう?」
リドルは高笑いしながらそう言うが、ハリーは何も答えなかった。
「さて、本題に入ろうか…キミはどうやって生き残った?」
リドルはそう言うと、ハリーをじっと睨みつけていた。
ハリーはジニーを見ると、意を決したように小さく頷いた。
「君が僕を襲った時、どうして君が力を失ったのかは誰にも判らない。僕自身も判らない。でも何故キミが僕を殺せなかったか、僕には判る。母が僕を庇って死んだからだ。母は普通の、マグル生まれの母だ。キミが殺すのを母が食い止めたんだ。僕は本当のキミを見たぞ。去年の事だ。落ちぶれた残骸だ。かろうじて生きている君の力のなれ果てだ。キミは逃げ隠れしている!醜く汚らわしい!」
リドルの顔が歪み、それから無理矢理笑顔を取り繕った。
「そうか…母親が君を救う為に死んだ…成程。それは呪いに対する強力な反対呪文だ…解ったぞ。結局自分自身には特別なものは何も無いわけだ。ハリー・ポッター。何にしろ僕達には不思議に似た所がある。君も気付いているだろう?二人とも混血で、孤児で、マグルに育てられ、蛇語が話せ、見た目も何処か似ている。そして…大切な人にクレスメントがいる」
リドルはそう言うと、リドルとハリーの視線がレンに向く。
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