第28話
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ハリーが自分を大切に思ってくれている…?
レンは、親の仇である人物の子の自分を大切に思うわけがないとレンは思ったが、リドルは気にもせずに言葉を続けた。
「さて、そこまで判れば十分だ。お手合わせ願おうか…有名なハリー・ポッターとサラザール・スリザリンの後継者ヴォルデモート卿の力と…」
リドルは”スリザリンよ。ホグワーツ四強の中で最強の者よ。我に話したまえ”とパーセルタングで言うと、巨大な石像の口がゆっくりと動き、口の中で何かが蠢いていた。
「ハリー!バジリスクよ!」
レンは石像に背を向けたままそう叫ぶと、ハリーは、食い入るように見ていた石像の口から瞳を逸らす為にきつく瞳を閉じ、壁に当たるまで後ろに逃げた。
“アイツを殺せ”
リドルはそうバジリスクに命じると、口から床へと這い出て、ハリーの方へと滑るように向かう。
レンはそれをバジリスクの後姿を瞳で捉え「逃げてッ!」と叫ぶとハリーは手探りで目を閉じたまま遠くへと走って逃げていったが、何かに躓きハリーは床に顔を打ち付けていた。
レンはやっとの事で、ロープの魔力をクレスメントの力で打ち消すと、ハリーを見て楽しそうに笑っているリドルに気付かれないように日記を拾い上げ走る。
それにリドルはハッと息を呑むような音が聞こえたが、レンは止まる事が出来なかった。
止まれば折角の機会を失ってしまう。
バジリスクの方を見て、瞳を狙える位置を大体で割り出すとそこまで走りながら拾い上げた日記をローブの中、スカートのベルトに挟むようにし、バジリスクを見ずに「レダクト!」と粉砕する呪文を唱え、何かが潰れ弾け飛ぶような音がした。
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