第29話
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「ロンッ!ジニーは無事だ!此処に居るよ!」
ハリーは足を速めながら叫んだ。
その声がロンにも届いたのだろう、胸の詰まったような歓声を上げるのが聞こえ、角を曲がると崩れ落ちた岩のかなり大きな隙間の向こうから、待ちきれないようなロンの顔が覗いていた。
「ジニーッ!」
ロンが隙間から腕を突き出し、最初にジニーを引っ張り、自分の方側に来るのを手伝った。
「生きていたのか!夢じゃないんだな?いったい何があったんだ?」
ロンはジニーを抱き締めようとしたが、ジニーはしゃくりあげロンを寄せ付けなかった。
「でもジニー、もう大丈夫だよ。終わったんだ。」
ロンはニッコリと笑いかけると、ジニーに続いて不死鳥がすぃーっと隙間を潜って現れる。
「あの鳥はどこから来たんだ?」
「ダンブルドアの鳥だ。」
ハリーは不死鳥に続いてその穴を通りながらそう言うと、今度はハリーの持っている物に視線がいったようだった。
「何でキミは剣なんか持ってるんだ?」
「此処を出てから説明するよ。今は…待って」
ハリーはそう言うと、レンに手を差し出し隙間を通るのを手伝おうとする。
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