第30話
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一行はあっという間にマクゴナガルの部屋の前へと辿り着き、ハリーはその扉をノックすると押し開いた。
ロン、ジニー、ロックハートは泥まみれのベトベトで、それに加えてレンとハリーは血まみれで戸口に立つと一瞬の沈黙が走った。
が、直ぐにそれは叫び声へと変わった。
その声の持ち主はモリーだ。
暖炉の前に座り込んで泣き続け、ジニーの姿を見つけると飛び上がってジニーに駆け寄り、アーサーもそれに続いて抱きついているモリーごと、ジニーを抱き締めていた。
レンはなるべくそれを見ないように視線を逸らした。
見てしまえば我慢しているものが溢れてしまいそうだった。
モリーは次にハリーとロンをきつく抱き締めると、繋がれたままの手が引っ張られレンはそれを見てしまう。
モリーはそのままレンを抱き締めようとしたが、困ったような表情を浮かべ視線を逸らした為、変わりにアーサーがレンの側まで来ると優しく頬を撫でてくれる。
「こんなに痩せて…辛かっただろうに」
レンはそれに曖昧に微笑み返すと、モリーが興奮気味に口を開く。
「あぁ、貴方達がジニーを助けてくれた!あの子の命を…いったいどうやって?」
「それは私達全員が知りたいと思っていますよ」
その場に黙っていたマクゴナガルが小さく呟くと、ハリーはモリーに放してもらい、レンを見て微笑んでから手を離しベルトの所に挟んでいた剣、組み分け帽子、そして日記を机の上に置いた。
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