第3話
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ルシウスはレンがそれ以上なにも話さないと判ると「少し失礼致します」と声をかけてから店主との話に戻ると、ドラコはレンの手を握ったまま店内の商品を見てまわり始め、ハリーを探さなくてはいけないのに、困った人達に出会ってしまったとレンは内心思った。
だが、ハリーの魔力は近くに感じるし移動もしていない様子…それは判るのだが……。
「キミはどうやって力を使うんだ?特殊な呪文とか?使い方を書いてある書物でもあるのか?」
ふとドラコにそう聞かれてレンは驚いた表情を浮かべるが、首を横に振る。
「書物という書物はないけれど…古びた本が一冊。どう言う風に使うか書いてあることは書いてあるのだけれど…基本的なのはそれを扱えるだけクレスメントっていう血に、自分が認められているかどうかが肝心らしいの。よく解らないけれど。」
「それで?さっきは誰を探していたんだ?」
「え?」
「訓練で誰かを探していたんだろう?」
「あ、あぁ…銀行に居るゴブリンよ。」
レンがそう言うと、ドラコは「ふーん」と言ったっきり、それ以上何も言わなかった。
焦って咄嗟に適当に答えてしまったが、それ以上続けられなくて良かった…と、興味を別のものに移してくれたドラコに感謝をする。
「ねぇ、ドラコ…私…」
ルシウスは店主となにやら込み入った話をしているらしく、レンはハリーを探し行く為に手を離してもらおうとした時だった。
「なぁ、レンもハリーをカッコイイって思っているのか?額に傷、手に箒の素敵なポッターと」
「へ?」
ドラコがそんな事を言ったので思わず変な声が漏れる。
「額に傷があるからとか手に箒を持っているから云々はどうとも思わないけど…?」
レンが不思議そうにそう答えるとドラコは「いや…そうじゃなくて…」と言うがそれ以上の話しは出ない様だった。
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