ハリー視点
マートルとの話を終えトイレから出ようと振り返った時だった。
気が付けばそこにはレンの姿はない。
ハリーは不思議そうに首を傾げ、トイレの扉を開けようとしたがハーマイオニーがそれを制した。
「まって、レンが外で誰かに捕まってるみたい。」
ひそひそと小声で話すハーマイオニー。
ハリー達はそっと聞き耳を立ててしまうが、ハリーはその事を後々酷く後悔をするとその時は気付きもしなかった。
「父上がレンと婚約に僕はどうかって近い内にキミの伯父さんに提案しに行くって教えてくれたんだ。」
「は?」
マルフォイの言葉に、きょとんとしながら変な声を出したであろうレンの反応。
その言葉と同じ返事をハーマイオニーもしていた。
ハリーはなぜか自分の気分が沈んでしまい、落ち着こうと小さく息を吐く。
「クレスメントは代々マグルの血が入っていない純血の家系と婚約してきたじゃないか。大体は遠い親戚とそうなってきたわけだけど、レンの代の親戚は伯父夫婦だけだろ?伯父さんには子供がいない訳だし産まれても結婚できるかなんて判らない。…そこでそれに父上が僕を推薦しようと考えていらっしゃるんだ。ほら、僕らは仲が良いからね」
「私嫌よ、レンとマルフォイの結婚式に呼ばれるの!」
まだ続くマルフォイの言葉を聞きながらハーマイオニーはとても嫌そうに声を漏らし、ロンもハリーも「僕もだ。」と言えば3人は顔を見合わせ笑ってしまった。
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