ハリー視点
「ドラコは自分と結婚する相手と恋愛したいとは思わないの?」
「いや、それは…僕…。」
「私は…ルシウスやナルシッサの様に仲の良い家庭にも憧れるし、恋愛とかそんな感情もいつか理解できたらって思ってるわ。けれど…今の私はそんな感情、まだ良く判らないし…恋人もフィアンセも私には手に入れてはいけない贅沢なものだと思うわ。…こんな私と婚約なんて、小さい頃から私に良くしてくれたドラコにとっても失礼な事だと思うの。伯父様もこんな出来損ないが婚約者だなんてドラコ達に失礼だと考える筈よ。」
「失礼なんかじゃないわよ。さっさと断ってしまえばいいんだわ!」
扉の向こうの出来事をまるでテレビを見ながらツッコミを入れる人の様にブツブツとこぼすハーマイオニー。
「でも…本当に伯父さんはレンの事良く思ってないんだな…ずっとあんな事され続けてきたのかな?」
「あんな事?」
ロンの呟きにハーマイオニーは小さく首を傾げる。
「買い物から帰った日、パパが心配してレンが無事に帰ってるか確認しに行ったんだ。でもパパについて行ったのに、先に帰ってきたフレッドとジョージは怒ってて、パパはレンを連れて帰ってきたんだ。…沢山怪我をしてた。」
「伯父さんに叱られただけだから、心配しないでってレンは言ってたよ。」
ロンとハリーがハーマイオニーにそうあの時の事を話せば、ハーマイオニーは口を手で覆い驚いた表情をしている。
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