ハリー視点
「そうだったの…。あ、レンがマルフォイを何処かへ連れて行ってくれたみたい。私達も出ましょう?」
ハーマイオニーは先に出て辺りを確認すれば、大丈夫と扉を叩き、ロンとハリーもトイレから出た。が、タイミングが悪かった。
「ロン!そこは女子トイレだ!」
パーシーが監督生のバッチをきらめかせ、徹底的に衝撃を受けた表情で階段のてっぺんにいたのだ。
早くレンを追いたいのに、変な人に見つかってしまったとハリーは思ってしまった。
「手がかりを探していただけだよ。」
ロンが肩をすぼめてなんでもないという身振りをした。
だがパーシーはウィーズリーおばさんそっくりな怒り方をし、大またで近付いてきて腕を振って3人をそこから追い立て始めた。
「人が見たらどう思うか判らないのか?皆が夕食の席についているのに、またここに戻ってくるなんて…」
「何で僕たちがここにいちゃいけないんだよ。」
ロンが熱くなった。急に立ち止まりパーシーを睨み付けた。
「いいかい?僕達、あの猫に指一本触れてないんだ!」
「僕もジニーにそういってやったよ。だけどあの子はそれでもキミ達が退学処分になると思ってる。あんなに心を痛めて、目を泣き腫らしているジニーを見るのは初めてだ。少しはあの子の事も考えてやれ。一年生は皆この事件で神経をすり減らしているんだ…」
「兄さんはジニーの事を心配してるんじゃない!兄さんが心配しているのは主席になるチャンスを僕が台無しにするってことなんだ!」
ロンの耳がいまや真っ赤になりつつあった。
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