第4話
「レンが来てくれて助かったよ…ここは何処なの?」
「ここは夜の闇(ノクターン)横丁、闇の魔法使いが多い場所よ。」
レンははぐれない様にハリーの手を取り、ダイアゴン横丁へと歩いていく。
「あの人達にもレンは”姫君”って呼ばれてたんだね。何でレンがフレッドとジョージに”姫君”って呼ばれて嫌そうな顔をしたのか判ったよ」
「私の父があれだから…ルシウスはアレに心酔しているでしょ。愛しの我が君の娘だから姫君なんでしょうね」
レンはそう曖昧に微笑んで見せた。
「坊や達、迷子じゃなかろうね?」
一人の老婆が、篭に人の生爪を山のように抱えレン達に声を掛け、その声を合図に段々と人が集まってくる。
迷子といったら取って食うつもりだろうかとレンは少し思いながら集まってくる人物達に、深く溜息を吐き、ハリーと共に少し距離を保ち辺りを見渡す。
「十分間に合っているわ。」
レンは関わるつもりはないと冷たく言うと、集まってきた人物小さく「クレスメント」と呟くと皆深々と頭を下げ道をあけ譲った。
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