第4話
モリーがアーサー達を追い、後から走ってきていたのか、汗を額に光らせながら皆の下に着くと、心配そうに声を掛けながらハタキをハンドバックから取り出し払いきれなかった煤を払い除けた。
アーサーはハリーの眼鏡を取り上げ、杖で叩くと眼鏡は新品のように壊れた部分が直った。
「よーし、そんなら俺はちと行ってくる。肉食ナメクジの駆除剤を探さにゃならんからな」
ハグリッドは皆とハリーが合流できたのを見届け一安心すると「またホグワーツで」と言い残し去っていく。
「『ボージン・アンド・バークス』って店で誰に会ったと思う?」
ハリーはグリンゴッツの階段を上りながらロンとハーマイオニーに問いかける。
「マルフォイと父親なんだ」
「ルシウス・マルフォイは何か買ったのかね?」
アーサーはその話を聞いていたのか、ハリーの後ろから厳しい声をあげた。
「いいえ、売っていました」
「それじゃ、心配になったわけだ」
ハリーの答えに、アーサーは満足そうに言った。
「あぁ、ルシウス・マルフォイの尻尾を掴みたいものだ…」
「アーサー気をつけないと…あの家族は厄介よ。無理して火傷しない様に」
とモリーの言葉にアーサーは少しムッとしながら「私があの一家に敵わないと思っているのかね?」と言葉を漏らしそれから暫く不機嫌そうに歩いていたが、それもすぐに消え去った。
そう、彼にとっては一番興味のあるマグルが、銀行の中にいたのだ。
その人物達はハーマイオニーのご両親で、皆でご両親に挨拶をすると、アーサーはマグルの2人を見ると上機嫌で、後で一緒に飲もうと約束を取り付けていた。
「後で、ここで会おう」
とロンがハーマイオニーにそう言い、ウィーズリー一家とハリーは小鬼の後についていった。
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