第4話
「レンは行かないの?」
「私は前日におろして来たから…あのトロッコが苦手なの。」
双子が振り向き不思議そうな顔をしたので、見送りの為に手を振りハーマイオニーにそう告げる。
レンはハーマイオニーのご両親に深々と頭を下げ挨拶をすると「娘から聞いていますよ」と笑みを浮かべていた。
暫くすると皆が戻ってきて、グリンゴッツ銀行を後にした。
出口の大理石の階段まで戻ると、モリーは「一時間後にフローリッシュ・アンド・ブロッツ書店で」と皆に言うとジニーを連れ歩き出して行った。
アーサーはハーマイオニーのご両親を漏れ鍋に誘い、双子は悪友のリー・ジョーダンを発見した。
ハリーとロン、ハーマイオニーは一緒に行動するらしく歩いて行くので、レンは何も言わず皆を見送るとゆっくりと歩き出した。
始めに羽ペンと羊皮紙とインクをある程度買い、その他、授業に必要な物を買い揃える。
書店の前を通るとサイン会が行われるという案内が書いてあり、レンはそれに嫌な予感がすると、先に教科書等を買い揃えておこうと、書店の中に入っていった。
それ以外にも用事があったので、ゆっくり探す為には人混みは避けたかったのだ。
「あの、すみません。動物もどきになる為の本とか…何か詳しく書かれている本ってありますか?」
レンが書店の店員にそう声を掛けると、書店の人は所定の場所を探してみるが見当たらなかった様だ。
レンは、取り寄せを願うと、どんな本が良いと聞かれたので一番詳しく書かれているものが良いと言い一度何か手に入ったら梟を送って欲しいとお願いし、指定されている教科書を手に取り、会計を済ませた。
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