第4話
モリーが少しして戻ってくると、抱えた本をレンは手伝うと言い半分ほど持たせてもらう。
その後アーサーやハーマイオニーのご両親、双子にパーシー、そしてロン、ハリー、ハーマイオニーが次々に集まってくる。
「良かった、来たのね。…もうすぐ彼に会えるわ」
ハリー達の姿を発見するとモリーはそう言い何度も髪を撫で付けていた。
「どうして僕達と一緒に来なかったんだ?」
ロンは不思議そうにレンにそう言い、レンは苦笑を浮かべる。
「着いて行って良いのか判らなかったの。…そう思ったら行きそびれてしまって」
「僕らは一緒に行くつもりだったから、レンが居なくて驚いたよ」
「そうよ?一緒に行って良いに決まっているじゃない。」
ハリーやハーマイオニーまでもそう言うと、レンは「ごめんなさい。次は着いていくわ」と言い笑みを漏らした。
皆同じ場所に並び暫く時が過ぎると、段々と本の表紙で笑みを浮かべている人物と同じ顔の人物の姿が近付いてきた。
顔は綺麗に整っていたし、白く輝く歯をみせ完璧な笑みを浮かべている。
「あの人がこんなに有名なの?」
レンがそう斜め後ろに居たロンに聞けば「ママはお熱なんだ」と小さく呟いた。
「さぁ、そこ退いて!日刊預言者の新聞だから」
大きな黒いカメラで写真を撮っていた小男がロンの足を踏み、それを詫びる事もなくそう言うとロンは不快そうな表情を浮かべた。
「それがどうしたって言うんだ」
踏まれた足を摩りながらロンが言うとサインをしていたロックハートの手が止まり、ロンを見て、レンを見て、そしてハリーをじっと見る。
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