第5話
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背の低いレンにとってこの人混みは思うように前に進めず、気が付けば側に双子達が立っていた。
父親と外に出る事を決めたらしく、アーサーはロンを見つけ其方の方へと歩いて行っている。
「大丈夫か?」
「そう見える?」
「「全然」」
レンがそう返せば双子は声を揃えてニヤリと笑うとレンは頬を膨らませた。
「さ、お手をどうぞ姫君。その麗しきお姿は、明日の朝刊の一面に映る事だろうさ」
そうふざけてフレッドが手を差し出すとレンは「やめて頂戴」と苦笑しながらその手を取る。
「人混みなんて、俺らの後についてくれば問題ないさ。」
そうジョージは笑いかけてくれ、フレッドが先を歩き次にレン、後からジョージとレンが人混みに流されない様に歩いてくれ、レンはほっと胸を撫で下ろした。
「お役所はお忙しいらしいですな。アレだけ何回も抜き打ち調査を…残業代は当然払って貰っているのでしょうな?」
先頭に立っていたフレッドが立ち止まり、レンも隣に立ち見ようと思ったが、その場所にジョージが立ちレンは2人の背中しか見えなかったが、確かにこの声は聞き覚えがある。
ルシウスに間違いないとレンは思った。
「どうもそうではないらしい。なんと、役所が満足に給料も支払わないのでは、わざわざ魔法使いの面汚しになる甲斐がないですねぇ?」
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