第6話
気が付けば、ダンブルドアも姿を消していた。
始めから空いているスネイプの席を少し気にかけながら、レンは「何かあったのだろうか?」と思っていた。
途中スネイプがマクゴナガル先生を呼びに来ては二人ともまた姿を消し、暫くすればダンブルドアとスネイプが戻ってきて、もう暫くすればマクゴナガルが戻ってくる。
その事にもしかしたらハリー達が乗り遅れた事の話をしているのかもしれない。とも思ったがそこにスネイプがいるのが謎だ。グリフィンドール寮生なのだから、スリザリンの寮監なスネイプには関係がない。
レンは食事も終え、談話室に戻った時だった。
双子から重大な事を聞かされた。
「ロンとハリーは車を飛ばして暴れ柳に突っ込んだらしいぜ」
「話によると退校処分になったって話だけど、そんな事にはなりはしないだろ?」
「何で俺らを呼んでくれなかったんだ!」
とレンの目の前で双子たちは大興奮だった。
レンは居ても立っても居られなくなり肖像画の扉から外に出ようとすると、扉が勝手に開き目の前にハリーとロン、そしてハーマイオニーが居た。
「良かった…」
レンが小さくそう呟くとハリーは「心配かけてごめん、後で詳しく話すよ」と言うとレンの後ろから伸びた沢山の手に連れられ沢山の寮生の中に消えていった。
レンはその様子を見て小さく溜息を吐くと、気付かれない様にその場を後にし寝室で眠りに就いた。
次の朝、ハリー達は元気がない様だった。
レンは朝食に取った卵とベーコンをフォークで突きながらハリー達におはようと声を掛けたが、いつもの様に元気の感じられる声での挨拶は戻ってこなかった。
それに苦笑して見せると、レンはドラコが大広間に入ってくるのが見え、慌てて席を立つとドラコの元に歩いていく。
「ドラコおはよう。」
「やぁ、おはよう、レン。その傷は誰にやられたんだ?」
レンの頬の絆創膏が目に付いたのか、ドラコは眉を顰める。
「あー、伯父に…ドラコに最後に会った日…あの後怒られてしまって…」
ドラコは怒った様に顔を真っ赤にしたがレンがそれよりも…と言い、大広間の外まで引っ張るとドラコは不思議そうに耳を傾ける。
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