第7話
しおりを挟む
レンとコリンを真ん中にし、フレッドとジョージが両サイドで、ジョージはコリンの髪をくしゃくしゃっと撫で、腕をレンの肩に回しっぱなしのフレッドはそれを見て楽しそうに笑い、レンもクスクスと笑う。コリンは恥ずかしそうに少し頬を赤く染めている写真がリーのお蔭で撮る事が出来た。
コリンはお礼を言い、レンと双子、リーはそれに笑顔で返すと中庭を後にした。
「あ…」
レンは不意にそう声を漏らすと隣に居たリーが不思議そうに首を傾げる。
「どうかした?」
「私、写真初めてだわ」
「「「マジかよ?!」」」
三人が驚きの声をはもらせ、レンは頷く。
「マグルのは学校行事とかで撮った事はあるけれど…それ以外必要としなかったし機会もなかったから…」
「俺、焼き増し頼んでくる!」
ジョージはそう言うと、俺も!とフレッドも走って追いかけて行ってしまった。
レンはその様子を見ながら「私の分もよろしくー」と背中に声を掛けるとジョージが「了解!」と声を返し、手を振ってくれた。
「いつも元気ね、あの双子は」
「あー、アイツラと居ると本当楽しいよ。」
「そうでしょうね…今度はリーも一緒に撮りましょう?記念に残しておきたいの。出来れば今度はこれが無い時に。」
レンは頬の絆創膏を指しながらそう言うと、リーは笑い声を上げ嬉しそうに笑ってくれた。
「でも本当、さっきの話じゃないが、レンは明るくなったと思うよ。あいつらの影響力かな?」
中庭で何か騒いでいる双子にリーは視線をやると、レンはクスクスと笑った。
「そうかもしれないわ。ホグワーツに通う様になって良い意味でも悪い意味でも『変わった』ってよく言われる様になったの。私自身も自覚しているわ。…本当はこんな感情をもってはいけないって判っているの。だけどあの人達やリー、勿論ハリーやロン、ハーマイオニー達…皆が自然と笑える様にしてくれる。貴方達といるのが楽しくて仕方ない。ずっと続けば良いのになーなんて願ってはいけない事を願ってしまいそうになるの。」
レンは小さくそう言うと、リーはクレスメント家としての色々大変なんだな。と、思ったのだろう、レンの頭をわしゃわしゃと撫でる。
「なに若いうちから、そんな難しいこと言ってんだよ。楽しむ権利は誰にでもある!だろ?」
せめて此処にいる間くらい楽しまなきゃソンだぜ。とウインクし言うリーにレンは自然と笑みがこぼれた。

4/4
←前へ    次へ→
目次へ