第8話
「っていうか、君も手伝ってくれよ」
ロンが、ピクシーに噛まれながらそう言うと、レンは杖を一振りする。
すると、ピクシー達は空中にぷかぷかと浮いたまま体が動かなくなり瞳をパチパチとさせ驚いた表情を見せる。
レンはそのまま杖を再度一振りすると、ピクシー達は次々に籠の中に入っていき、全てが中に入るとロンが扉を閉めてくれた。
それからはあっという間に数日が過ぎていった。
ハリーはロックハートから逃げるのに姿が見えれば慌てて隠れたりしていたが、そんなハリーをいとも簡単にコリンは見つけ、一日に何回も「ハリー、元気?」と声を掛けては返事が返ってくるのにとても嬉しそうだった。
「あ、そうだ。これ現像できたんだ。」
コリンはハリーに声を掛けてから一緒に居るレンに一枚の紙を渡してきた。
レンはなんだろうとその紙を受け取り見ると、ジョージとフレッド、コリンと自分が楽しそうに笑っているあの時の写真だ。
「ありがとう、コリン。大切にするわ。」
レンがそう言うと、頬を赤く染めてその場を去っていった。
夕食を食べ終わってから、ハリー達が食べ終わるのを待ちながらレンはその写真を眺めていた。
友と自分の楽しい時間が形として残っているのが嬉しかった。
「写真がそんなに嬉しいのか?」
「えぇ、プライベートで写真を撮った事が無かったの。」
「へぇ…」
ロンがレンの隣に座りそれを珍しそうに眺めながら食事をしていた。
「今度ロンもハリーもハーマイオニーも…一緒に写真を撮ってくれる?一枚だけでも残しておきたいの」
レンがそう言うと三人とも頷いてくれたのが嬉しかった。
「けど…暫くは勘弁かな…」
コリンをチラッとみながらハリーが呟いたのでレンはクスクスと笑った。
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