第11話
「アイツが壁に書いた文字を読んだでしょう!あいつは見たんだ、私の事務所で…アイツは知ってるんだ、私が出来損ないの『スクイブ』だって…」
「僕、ミセス・ノリスに指一本触れてません!それに僕、スクイブがなんなのか知りません」
「バカな!アイツはクイックスペルから来た手紙を見やがった!」
「…そんなに疑うのなら、杖なり何なり調べれば良いわ。私とハリーは何もやっていない」
興奮して叫んでいるフィルチに向かって、とても冷静に言葉を放った。
「校長、一言宜しいですかな?」
そうスネイプはいうと、少し間をおいてから言葉を続ける。
「ポッターもその仲間も、運悪くその場に居合わせただけかもしれませんな…とはいえ、一連の疑わしい状況が存在します。大体何故三階の廊下に居たのか?何故ハロウィーンのパーティに居なかったのか?」
「私達は、ニックが絶命パーティに招待して下さったのでそちらに行っていました。ゴーストも何百とあの場に居ましたし誰かに聞けば皆証言してくださると思います」
レンはキッパリとそう言いのけた。
「何故あそこの廊下に居たのかね?」
「それは…つまり…」
ハリーが答えようと声を出すが、あの声の事を言うつもりはなかったようでレンはその言葉を続けた。
「ゴースト達のパーティでの食事が、ああいう物だと知らなかったのです。凄い香りに気持ち悪くなってしまって、寮に帰りたいと私が声をかけたんです。」
「夕食も食べずにか?」
「スネイプ先生は、これ以上腐り様がないというほど腐り異臭を放つ食べ物をみた後に食事をする気分になられますか?…少なくとも、私はそんな気分にはなりませんでした。」
そう言った途端にロンとハリーの胃が鳴ったのでハリーは慌てて言葉を続ける。
「僕達はレンを寮に送ってから、時間があれば夕食に向かおうと思ってました」
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