第11話
その扉を開けると小さな部屋があり、ここが校長室なのかとレンは辺りをゆっくりと見渡した。
「さてレン、君をここに呼んだのは他でもない」
「私がミセス・ノリスを石にしたとお疑いですか?」
「いや、キミはそんな事が出来る人間ではないとワシは信じておるよ」
ダンブルドアはそう即答すると、レンを椅子に座らせてジッとレンを見つめる。
「正直に話してもらいたいのじゃ。あそこで何があったかを」
「私達はただ…」
レンはそう言うと、ダンブルドアは何も言わず言葉の続きを待っていた。
レンは、あの声の事を言うまいか悩んでいた。
「冷たい…残忍なモノを感じたんです。どうしてだかは判りません。それが動いている様に感じて…私は無意識に追っていました。ロン達は私の様子がおかしいと思ったのかもしれません。追って来てくれていて…気が付いたらあそこに居たんです。」
声が聞こえた事は、ハリーは言いたがらなかった。
だから声とははっきり言えなかったが、レンはそう言うとダンブルドアは何か考えているようだった。
「父かと思ったんです…その残忍な…冷たい感じが…。でも、私が無意識のうちに…私の内に眠る父の血がそうさせたなら…」
レンがそう言うとダンブルドアはその言葉を遮り言葉を続けた。
「先程も言ったが、ワシはレンがそんな事をする子じゃとは思ってはおらん。」
とキッパリ言い切った。
「どうして、私なんかをそこまで信じる事が出来るんですか?」
「君がそういう子じゃからじゃよ。ワシは、赤ん坊の頃から君の事を知っておる。それに友を信じるのに理由がいるかの?」
ダンブルドアは優しく微笑むと、レンは釣られて笑みを零し首を横に振った。
「ごめんなさい、ダンブルドア先生。私少し意地悪になっていたみたいです。」
「そうみたいじゃの。もうこんな時間じゃ…早くベッドに戻って休むと良い。おやすみ」
「おやすみなさい、ダンブルドア先生。」
レンはそう言うと扉の所まで歩いていき立ち止まると、もう一度ダンブルドア先生を見つめる。
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