第11話
ハリーは巻尺を無造作に掴んで自分の羊皮紙の長さを測りながらそちらの方を見る。
「また別の本を探してる…アイツ、クリスマスまでに図書館の本を全部読んでしまうつもりじゃないか?」
ロンがそう言うと、ハリーは自分の作文の長さを確認すると、思い出したかのような表情をする。
「そういえば、さっきさジャスティンに声を掛けようとしたら慌てて逃げられちゃったんだ」
「何でそんなこと気にするんだい?僕アイツちょっとまぬけだって思ってたよ。」
ロンがそう言うと、ハリーはうーんと唸ってみせたがレンがその会話に割って入ってしまった。
「ロン、教科書のこの辺りを読んで、自分なりに纏めてみると良いわ。この辺りの事が書かれていなかったし、重要な事だと思うから」
レンがそう言い教科書を開いて範囲を指差すとロンは慌ててそれを読んで書き始めた。
「ホグワーツの歴史が全部貸し出されているの」
ハーマイオニーはロンとハリーの隣に腰掛け、イライラしている様子でそう言った。
「しかも後二週間は予約でいっぱい。私のを家に置いてこなければよかった」
「どうしてその本が欲しいの?」とハリー。
「みんなが借りたがってる理由と同じよ。秘密の部屋の伝説を調べたいの」
「それなんなの?」
「まさにその疑問よ。それがどうしても思い出せないの…しかも他のどの本にも書いてないのよ…」
「なんだ、それなら聞いてくれれば良かったのに」
レンはポツリと零すとハーマイオニーはハッとした表情をしレンを見つめた。
「そうだったわ、貴女の事、忘れてた!」
「さり気なく失礼よね」
レンがそう言うと、ハーマイオニーはごめんなさいと苦笑して見せると、レンは冗談よと軽く笑った。
「で、秘密の部屋の伝説ってなんなの?」
ハリーは早く聞きたいといった表情で、レンを見た。
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